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導入事例

一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブ

Google Workspace が可能にしてくれたこと。それは、選手個々のあらゆる情報の蓄積と共有です。育成スタッフとしても、選手たちにとっても、これはとても大きなサポートとなっています。

椎谷 武史さん
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一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブJ リーグ加盟プロサッカーチーム「セレッソ大阪」の運営をはじめ、総合型地域スポーツクラブとして 2010 年に設立。主に大阪市を中心とした地域住民に対して、サッカーを軸としたスポーツへの参加機会と場所を提供しており、地域住民の健全な心身の発達を推進。子ども向けサッカー スクール、高齢者に向けた介護事業、そして、Google Workspace を導入しているセレッソ大阪サッカーアカデミーの 3 つが事業の柱となっている。

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Google Workspace が可能にしてくれたこと。それは、選手個々のあらゆる情報の蓄積と共有です。育成スタッフとしても、選手たちにとっても、これはとても大きなサポートとなっています。

椎谷 武史さん

カテゴリーも違えば、活動地域も違う。MTG だけでは情報共有が難しい状況でした。

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セレッソ大阪サッカーアカデミーが行っているのは、プロ選手の育成です。小学校 4 年生から高校 3 年生まで男女合わせて 250 名が在籍しており、とくに中学生は大阪、尼崎、和歌山と 3 チームあります。それを支えるコーチングスタッフは約 50 名。それら全員が「世界基準で戦える、ゴールを奪う、ボールを奪うプロ選手」という同じ目標を持っています。これらサッカーの基本原則ともいえることができる選手ならば、どんな監督のもとでも活躍できるはずです。そして、それを実現するためには、現場スタッフの情報共有や意思疎通が欠かせないのです。

ただし、Google Workspace 導入前は、カテゴリーが多く、活動地域が分かれていることもあり、それがなかなか難しい状況でした。月に 1 回、全体ミーティングで顔を合わせても、細かい情報共有ができていないがゆえに、ミーティングのクオリティが低かった。それぞれが、他のチーム、選手のことを把握できないていなかったんです。

使える機能がたくさんある。Google Workspace を知って、すぐに導入しました。

いくつかのコミュニケーションツールを調べ、選んだのが Google Workspace です。使える機能がいろいろあって、こちらがやりたいこと – 情報共有に優れているという点が気に入りました。

そんな状況を打破すべく、いくつかのコミュニケーションツールを調べ、選んだのが Google Workspace です。使える機能がいろいろあって、こちらがやりたいこと――情報共有に優れているという点が気に入りました。うちのスタッフのメインは現場のコーチ陣。当然、パソコンに明るいわけではないのですが、誰よりも情報共有の必要性を感じており、意識が高いので、新たなツールを導入することに際して、運営の心配はそれほどしていませんでした。また、人数的にも決して規模が大きな企業というわけではないので、導入への意思決定は早かったですね。

フィジカルデータや怪我の履歴。選手の情報管理の徹底が可能に!

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サイトを立ち上げ、そこからすべてのドキュメントにアクセスできるようにしました。...入り口をすべてアイコン化して、スマートフォンのようなデザインに。これが功を奏して、一気に浸透していきました。 さまざまな情報をドライブで共有するようになり、変わった部分はたくさんあります。

導入後は、サイトを立ち上げ、そこからすべてのドキュメントにアクセスできるようにしました。ただし、直後は構築した自分の力不足もあり、テキストが並んでいるだけの簡素なページでした。ドメイン画面でログイン状況をチェックしてみると、誰もアクセスしていない......そこで入り口をすべてアイコン化して、スマートフォンのようなデザインに。これが功を奏して、一気に浸透していきました。

そうして、さまざまな情報をドライブで共有するようになり、変わった部分はたくさんあります。

まずは選手のフィジカルデータ。体重の推移や 50 m 走のタイムといった基本的なデータは、上のチームに上げるセレクションをする際の最重要事項です。Google Workspace のおかげで、それらのアップデートを各担当コーチがどんどん行えるようになりました。

また、選手が怪我をした際、組織全体がその情報を共有することで、メディカルチームは治療方法を、事務員は保険の処理を、フィジカルコーチはリハビリの組み方を、それぞれがすぐに対応可能です。また、怪我の履歴に関しては、その選手の履歴書のようなものになります。例えば、セレクションで上にチームに上がれなかった場合、たいていは中学生なら高校へ、高校生なら大学へ進学することになりますが、その時、学校に怪我の履歴を提出しておくことで、選手のケアにもつながります。

我々の目標はトップチームに必要な選手の育成ですが、それはとても狭き門なんです。だから、上がれなかった選手には、他でがんばってもらいたい。その選手が伸びる環境で努力して上を目指してもらいたい。そのサポートも使命なんです。それで、最終的にうちのチームに戻ってきてくれれば、そんなにうれしいことはありません。そのために、選手の情報をしっかりと蓄積し、共有することが大事なんです。

また、選手育成以外の面では、スケジュール管理が楽になったことが大きいですね。チームが使用している施設やグラウンドは、一般にも提供しているので、その管理はかなり大変だったんです。使用状況がリアルタイムで更新され、スタッフの誰もが一覧で確認できるのは、管理運営の面で精度も上がりましたし、負担も軽減されました。

サッカースクールとトップチーム。すべてが連動することで最強の組織になること。

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我々の事業のなかで、もっとも収益の大きいのが関西近郊で展開し、約 2500 名が在籍しているサッカースクールです。人気のあるチームでは順番待ちとなっている一方、他のチームには辞めた子どもがいて空きがある、といった状況が発生しています。順番待ちの子どもをうまく別チームへ誘導できればいいのですが、事務所が離れており、一部チームはフランチャイズで外部からコーチを招聘しているなど、諸々の事情からそういった情報共有がうまく行っていません。次はそこでも Google Workspace を導入して、連携をとっていきたいですね。

また、もっと先の未来では、トップチームでの導入もありえます。トップチームは同じ組織とはいえ、まったく運営の仕方などが違うため、なかなか難しいところがありますが、そこも一緒になってこそ、チームだけでなく、組織としても強くなれるんじゃないかと考えています。

※ Google Workspace は、2020年10月6日以前は G Suite として知られていました。